いもづるB-Side

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ウィキペディアに教えて貰うグランツール

今年のツール・ド・フランスはタデイ・ポガチャルの圧勝で終わった。ポガチャルはジロ・デ・イタリアに次ぐグランツール2連勝でした。私はここ10年弱、グランツール開催中はネット(cyclowired 様)でレース結果を追う程度のライトファンです。ウィキペディアが教えてくれる範囲でグランツールについてまとめてみたいと思います。自転車ロードレースはチーム戦です。8人のチーム内にエースがいて、他のメンバー(アシスト)はエースをサポートします。3週間で21ステージを戦うわけですが、総合優勝(マイヨ・ジョーヌ)を狙う、あるいはステージ優勝を狙うなど戦略はチームによって異なりますし、チーム事情は大会中にも変わってきます。ステージはおおよそ平坦、丘陵、山岳の3種類があり、平坦ステージはスプリンターが、丘陵ステージはパンチャー、山岳ステージはクライマーがステージ優勝を狙います。一方、総合優勝は大会を通じて最も早かった選手が勝ち取り、やはり最も価値の高いものです。オールラウンダーと呼ばれます。下記にここ10年のグランツール総合優勝者と所属チームを掲げます。このディケイドの前半はIチームが優勢だったことがわかります。このIチームが最近パッとしないのは何故だろうと思っています。UチームやVチームの好成績はログリッチやポガチャルの力量に負うところが大きいかなと思います。以前のIチームは戦略的に選手補強をし、長期的な視野で活動していたように思うのですが、なぜそれが継続できない(できなかった)のでしょう?

 

 

ジロ・デ・イタリア ツール・ド・フランス ブエルタ・ア・エスパーニャ
2015 アルベルト・コンタドール (T) クリス・フルーム (I) ファビオ・アル (A)
2016 ヴィンチェンツォ・ニバリ (A) クリス・フルーム (I) ナイロ・キンタナ (M)
2017 トム・デュムラン (D) クリス・フルーム (I) クリス・フルーム (I)
2018 クリス・フルーム (I) ゲラント・トーマス (I) サイモン・イェーツ (J)
2019 リチャル・カラパス (M) エガン・ベルナル (I) プリモシュ・ログリッチ (V)
2020 テイオ・ゲイガンハート (I) タデイ・ポガチャル (U) プリモシュ・ログリッチ (V)
2021 エガン・ベルナル (I) タデイ・ポガチャル (U) プリモシュ・ログリッチ (V)
2022 ジャイ・ヒンドリー (B) ヨナス・ヴィンゲゴー (V) レムコ・エヴェネプール (S)
2023 プリモシュ・ログリッチ (V) ヨナス・ヴィンゲゴー (V) セップ・クス (V)
2024 タデイ・ポガチャル (U) タデイ・ポガチャル (U) プリモシュ・ログリッチ (V)
A アスタナ
B ボーラ・ハンスグローエ→レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ
D チーム・サンウェブ→チームDSM・フィルメニッヒ・ポストNL
I チーム・スカイ→チーム・イネオス→イネオス・グレナディアス
J ミッチェルトン・スコット→→チーム・ジェイコ・アルウラー
M モビスター
S クイックステップ・アルファビニール→スーダル・クイックステップ
T ティンコフ=サクソ→ティンコフ
U UAE チーム・エミレーツ
V チーム・ユンボ・ヴィスマ→チーム・ヴィスマ・リースアバイク